大人になるのはイヤだなあ

「夕飯、なにがいい?」
アオはよく母さんに聞かれた。

でも幼い子供のレパートリーなんて少ないじゃない?
アオはいつもエビフライ、って答えて却下されてた気がする(笑)

そういえば少し前に、奥さんが旦那さんに「夕飯は何にする?」と尋ねる時は、単純なメニューのリクエストを聞いているわけではない、なんて記事を見た。
奥さんが求めているのは
「冷蔵庫の中身や家人の昼間食べたメニューとのバランス、コスパなどを総合的に考えて、メニューを考えるという労力を、一緒に分かち合ってくれること」
なんだって。
結構納得。

まあ、母さんが子供のアオにそこまで求めていたわけではないだろうけど。

でも毎日、ため息をつきながら夕飯のメニューを尋ねてくる母さんをみて、
アオは大人になりたくないなーって思ってた。

少しだけ大きくなってから母さんにその話をしたら、
大丈夫よ、アオが大人になる頃には「ご飯だよー」って目の前に出されるお皿には、ビタミン剤みたいな粒がコロンと数粒転がってて、それでご飯はおしまい、って世の中になってるから。
と言われた。

それを聞いて、本当にそうなって欲しいなーと思っていた。
母さんは、基本的に食というものに興味がなかったのだろうね。

そんなアオの物語、ゆるりとお付き合い下さいな。

続く。
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